魅力的な創作活動を行う5組のクラフト作家によるグループ展。美しく丁寧に作られた日常使いのうつわや道具が並びます。実りの季節に食卓を豊かに楽しく演出してくれる作品たちに是非ご期待ください。
HARVEST 2025 -実りの季節のうつわと道具-
会期:10月4日(土)-19日(日)
休業日:10月10日(金)、17日(金)
営業時間:13:00-19:00
参加作家:小川佳子(耐熱陶器/陶器)TIKUYU(竹)陶房遊(磁器)長谷部陽子(ガラス)山貫工作舎(竹カトラリー)
会場:MIGO LABO
住所:東京都目黒区五本木2-42-1
TEL:03-6303-3281
長谷部陽子さん秋田県で活動するガラス作家。秋田公立美術工芸短期大学・窯芸ガラスコース専攻科を修了、白神ガラス工房のチーフリーダーを経て現在は秋田市新屋ガラス工房サブリーダーとして活動。吹きガラスとカットワークを組み合わせた技法を用いて美しい作品を制作されています。ガラスという素材の中の色彩で誰もが心の中に記憶している風景や時間、季節を表現したいと考えています。
TIKUYUは竹細工作家・井上湧さんの屋号。現在23歳の井上さんは14歳で竹細工に出会い、九州を中心に全国各地の編組品を作る職人を巡り技術を習得。16歳の時、大分県で阿部功一氏に師事し、17歳で生まれ育った長野で独立しました。コンセプトを「竹の道具」として活動。使いやすさを追求し「長く使えるものは、必然的に美しくなる」という考えの元、ものづくりを行なっています。
陶房遊は松田啓司さんが砥部焼中田窯で8年間修行した後、2003年に愛媛県で開窯。現在は松田奈織子さんと夫婦二人三脚で作陶に取り組んでいます。地元で採れる原材料を基本に技法などを工夫しながら毎日の食卓で末永く使える器づくりを行なっています。
山貫工作舎は2024年に設立されたブランド。素材に触れ、つくり考えていくプロセスこそ、ものづくりの本質があるという思いを「工作」という言葉に込めました。素材の特性を暮らしに生かすことを心がけ、竹材を中心に生活道具のデザインと製作を行っています。今回の展示では柿渋鉄媒染仕上げの竹のカトラリーや調理道具が出品されています。
小川佳子さんは神奈川県川崎市で活動する陶芸家。大学では建築を学び、住宅設計やインテリアデザインの仕事を経て2006年にTellur工房を設立しました。日々の暮らしの中で「考えること」「作ること」「使うこと」を通して「あったらいいな」を作っていきたいと考えています。