毎冬恒例の耐熱の器を集めた展示販売会。耐熱の器は直火やオーブンでの調理で使用して、そのまま器として食卓へ出せるので料理の温かさが持続します。使えば使うほど味のある器に変化し育ててゆく楽しみも。クラフト作家によりひとつひとつ作られた使いやすく美しい「あたたまる」作品が並びます。ぜひご期待ください。
あたたまる展
会期:2025年1月4日(土)-1月14日(火)※会期中の休業日:1月11日(土)
営業時間:13:00-19:00
参加作家:蟻川誠、北側雄一、吉永哲子 and more
会場:MIGO LABO
住所:東京都目黒区五本木2-42-1
TEL:03-6303-3281
蟻川誠さんは武蔵野美術大学大学院陶磁専攻・修了、現在は群馬県渋川市にて「日々の生活が少し心地よくなる」をテーマに作品制作を行っています。今回の展示会では鮮やかなイエローやチョコレートブラウンの耐熱作品を出品してくださいました。
北側雄一さんは2007年に京都府立陶工高等技術専門校成形科を修了、「京焼ひらの」での職人を経て独立、現在は京都で作陶しています。北側さんの作品はシャープで洗練されたデザインが魅力的。マットな黒の表情が素敵な土鍋やグラタン皿が届いています。
吉永哲子さんは静岡県掛川市で活動する陶芸家。土と釉薬が生み出す質感や手仕事から生まれる風合いを大事に作品を制作されています。土鍋、耐熱ボウル、グラタン皿などに加え、鍋料理などにぴったりな取り鉢も届いています。
神奈川県鎌倉市で活動する渡辺信史さんの耐熱作品は八角形のフォルムが特徴的で食卓でほどよい存在感を放ちます。適度な深さもあり、持ちやすく、使い勝手にも優れています。サイズ2種類、2色展開です。この展示会で初披露の横長フォルムのタイプもございます。
小川佳子さんは神奈川県川崎市で活動する陶芸家。大学では建築を学び、住宅設計やインテリアデザインの仕事を経て2006年にTellur工房を設立しました。日々の暮らしの中で「考えること」「作ること」「使うこと」を通して「あったらいいな」を作っていきたいと考えています。
栃木県の益子エリアで作陶する笠原良子さんの作品。チョコレート色の耐熱の器は丸みのあるキュートなフォルムが魅力的な「フォンデュ鍋」や「カスエラ皿」を展開。白いタイプはグラタンなどオーブン料理におすすめの手付きのお皿型のものをご用意しています。
大阪府枚方市に工房を構え制作を行うはしもとさちえさん。その作品はキリッとした表情と優しい雰囲気を兼ね備えています。片手パン、オーバルパンをご用意しています。
フじイまさよさんは福島県で活動する陶芸家。自然現象、静かな風景、絶え間無く変化しながらずっとあるものに惹かれ、作品に表現してみたいと考えています。シンプルで使いやすく、少し嬉しい気分になるデザインが魅力的です。
廣川温さんの耐熱の器は空焚きが可能で「茹でる・煮る」だけでなく油をひいて「炒める」ことができ、お料理の幅がグッと広がります。器の内側の白色と外側の茶色のコントラストも絶妙で使い込むほどに愛着が湧いてきます
sayuri matsushita felt worksのミニマルなフォルムの鍋つかみ。ニュージーランドやイギリスの羊毛を使い、原毛そのままの色や染めたものを組みあわせてポップなデザインに仕上げています。
楮(こうぞ)を素材にしたものづくりを行うSOSAKUBAGの鍋敷き。白と茶色の樹皮をベースに染めた素材なども織り交ぜた一点もの。とても美しい仕上がりで使わないときは壁にかけても絵になります。
金沢桐工芸岩本清商店の桐の丸太を輪切りにした鍋敷き。燻して味わいのある黒に仕上げています。桐は熱に強く、安定感のあるフォルムで熱々の土鍋を置いても大丈夫です。
木工作家・牧瀬福次郎さんによる鍋敷きは椅子の座面として使われる和紙の素材で製作されています。密度を高くしっかりと編んでいるので熱にも強く、摩耗性、耐水性に優れています