遠藤太郎さんは栃木県益子に工房を構え活動する陶芸家。温かみのある質感と適度な厚みのぼってりとしたフォルム、大胆かつシンプルに絵付けした色彩が魅力的な作品を作っています。
遠藤さんは1974年生まれ、中央大学法学部を卒業後にメガバンクに就職しますが、3年ほどで退職し、子供の頃から好きだった「手でものを作ること」をやろうと決心します。益子の陶芸家の若林健吾氏に作陶を学び2006年に独立して製陶所を設立、2011年からは東日本大震災を機に作家活動に専念します。
作品をデザインする時は「古典」からインスピレーションを受けることが多く、材料や技法は益子に古くから伝わるオーソドックスなものを用い、その上で独自のフィルターを通して今の暮らしにフィットするもの作りを行なっています。
MIGO LABOスタッフも以前から遠藤さんのお皿や鉢、コーヒードリッパーなどの作品を自宅で愛用しており、いまや生活に欠かせない存在です。
遠藤さんの作品は自然体で主張しすぎず、どこか懐かしい風合いで料理を美しく演出してくれます。使っていると、いつの間にか元気を貰え、じわじわと身体に染み込んでいく感じがするのです。
遠藤太郎 作品展
会期:11月30日(土) - 12月11日(水)
営業時間: 13:00-19:00
作家在廊予定日:11月30日(土)
会場:MIGO LABO
住所:東京都目黒区五本木2-42-1
TEL:03-6303-3281
※このブログに掲載されている作品は今回の展示会で出品されないものも含まれています。あらかじめご了承ください。