岡田崇人さんは栃木県益子で創作活動を行う陶芸家。1974年生まれ、大学を卒業後、縄文象嵌の技法で重要無形文化財保持者(人間国宝)となった島岡達三氏に師事し、5年間の修行の後、2002年に自身の窯を構え独立しました。
岡田さんの作品は主に「掻き落とし」と「象嵌」の2種類の技法で装飾されています。
「掻き落とし」は素地土の上から化粧土をかけ、模様として残したい部分の周りを削り落として素地を出し浮き彫りにさせる手法。
「象嵌」は素地土にくぼみをつけながら模様を描き、その上から化粧土を掛けた後、表面の化粧土を削り落とし、くぼみに溜まった化粧土を模様として表現する手法です。
どちらも緻密で繊細な非常に手間と時間かかる技法ですが、岡田さんの作品にはそれを感じさせない軽やかな表情があり、実際に手にしたときに模様の輪郭が明瞭で手触りを楽しく感じることができます。
ひとつひとつは個性豊かな装飾が施されていますが、和洋問わずどんなお料理にも合わせやすく、暮らしにすっと馴染みます。
今回の個展ではモダンな佇まいとノスタルジックで温かみのある風合いが魅力的な美しい器たちが並びます。是非ご期待ください。
岡田崇人 作品展
会期:9月28日(土)-10月9日(水)
作家在廊日:9月28日(土)29日(日)
営業時間:13:00-19:00
会場:MIGO LABO
住所:東京都目黒区五本木2-42-1
TEL:03-6303-3281
※このブログに掲載されている作品は今回の個展に出品されないものも含まれております。あらかじめご了承ください。