Amigo Laboでコラボレーションする「チチネオ」は洋服、アクセサリー、バッグ、雑貨などメキシコの手仕事のアイテムを中心に取り扱うブランド。毎年メキシコ各地を旅して実際に作り手とコミュニケーションをとりながら日本の暮らしにあうようにアレンジを加えて商品を開発、輸入しています。今年の春にチチネオの代表・金子真帆さんが刺繍ブラウスの作り手を訪ねた様子をレポートしてくれましたので是非ご覧ください。
チチネオで取り扱う刺繍ブラウスは、メキシコ、チアパス州の先住民の職人さんによる手仕事によって作られます。チアパス州、サンクリストバルデラスカサスという街の周辺には先住民の方々がそれぞれ素朴な暮らしを営む沢山の村があり、各村ごとに異なる民族衣装をまとい、刺繍や織物といった手仕事は親から子へと受け継がれ伝統を守っています。
チチネオでは実際にいくつかの村を訪問し、職人さんに刺繍や織をオーダーし、製作して頂いています。
<サンファンチャムラ>
サンクリストバルデラスカサスから車で15分程の所にある「サンファンチャムラ」という村。この村の中心地から更に山を登って行ったところにあるRositaさんご一家のお宅。
Rositaさん、お母さん、お父さん、皆さん刺繍をします。
この玉模様の刺繍を何度も何度も繰り返し刺繍を施していきます。また、縫製も全て手縫い。一着仕上げるのに早くても丸4,5日かかるそうです。(朝から晩までずっと製作した場合。水道が通っていないため、水汲みなど他に作業があると更に日数はかかるとのことです。)
同じ村で、Estanquiaさんご一家を訪問。こちらでは、一家で暮らす沢山の女性が迎えてくれました。こちらは、MILPAと言われる「トウモロコシ畑」をモチーフにした刺繍を製作しています。メキシコでは、主食であり、大切なシンボルであるトウモロコシを丁寧に刺繍しています。
平置きすると真四角の形をしていますが、着ると身体のラインになじみ、綺麗に着ることができます。どちらも日本で合わせやすい色バリエーションをオーダーし、製作して頂いています。
<アグアカテナンゴ>
サンクリストバルデラスカサスから車で1時間ほどの所にある「アグアカテナンゴ」という村。Anaさんご一家を訪問しました。おばあちゃんを中心に一家の女性達が総出でオーダーしていたブラウスを仕上げてくれました。
こちらの村の刺繍の特徴は「ロココ刺繍」とよばれるぷっくりとした立体感のある刺繍。
針に糸を何重も巻き付けて作っていきます。花びらの部分はこのロココ刺繍の技術で立体感をつくり、何個も並べていきます。こちらも大変な手作業です。
もちろん縫製も全て手縫い。胸元もギャザーを手で作り、縫い上げていきます。
涼し気な透け感のあるコットンの白い生地に、ホワイト、ブルー、ネイビー、グレー、カーキ、ブラックなどシンプルで合わせやすい色で刺繍をお願いしました。
また、彼らの感性が光るカラフルな色合いもございます。
Amigo Labo
期間:8月3日(金)-22日(水)
休業日:8月6日(月)7日(火)13日(月)
営業時間:13:00-19:00
会場:MIGO LABO
住所:東京都目黒区五本木2-42-1
TEL:03-6303-3281
公式サイト:www.migolabo.com