KISSACOのバッグは世界中からコーヒー豆を運び役目を終えた麻袋をクリーニング、ビニールコーティングなどを施して再生加工した生地から作られます。麻袋に描かれている絵柄は様々で裁断して使用する部分も一点一点異なり、完成品は全て「世界でたったひとつのバッグ」となるのです。
(2017年秋にMIGO LABOで開催した展示会のディスプレイ)
昨年の秋にMIGO LABOで開催したKISSACOの展示会でも様々な絵柄のバッグが並び、熱心に好みのデザインを探されているお客様の姿はとても楽しそうでした。
今回のブログでは加工、裁断される前のコーヒー豆の麻袋を見せていただきながらKISSACOデザイナーの岡本由梨さんに色々お話をうかがいました。
麻袋にプリントされているのは生産国/地域や農園の名前、豆の種類、収穫した年や届けられる港などの文字や数字など。絵柄にはそれぞれの産地にゆかりがある生き物や植物などが描かれていてとてもユニークです。
ハワイの豆の麻袋にはフラガールのプリントが。明るくてオシャレなデザインでお国柄が出ています。
コロンビアの豆の麻袋はベースの色が白く、プリントがより鮮やかに見えます。
デザイナーの岡本さんはマジックで殴り書きされた数字なども積極的にデザインに取り入れます。いろんな人の手に触れながら海を渡ってきた事を想像すると、愛着を感じてプリントと同じようにデザインに取り入れたくなるのだそうです。
コーヒー豆の麻袋は一度使っただけでゴミとして廃棄されてしまうものがほとんどですが、その絵柄の美しさや耐久性などに魅力を感じた岡本さんが手を加えてバッグとしてデザインする事でアップサイクルされ新たな魅力を放ちます。
岡本さんのお話をうかがう中で、コーヒー豆の生産者、麻袋を作る人たち、豆を運ぶ人たちなどに対してのリスペクトの気持やコーヒーを介して世界と繋がることができるという感覚がKISSACOバッグの創作の源なのだと感じました。
KISSACO + AYA KONDO作品展 -
期間:2018年2月15日(木) - 2月28日(水)(会期中無休)
時間:13:00 - 19:00
会場:MIGO LABO
住所:東京都目黒区五本木2-42-1
TEL:03-6303-3281